2011年02月25日(金)
佃大橋のこっち側 [銀塩写真]
有名な田中長徳先生のお住まいがあるらしい佃島を遠望する河辺を、お散歩カメラしてきました。
聖路加ガーデンから川縁に降りて、ぶらぶら歩いていくと、真冬に座るにはちょっと寒々しい鉄と石のベンチがありました。ここに座ってレンズを変えるつもりだったのですが、お尻に伝わる石の冷たさにすぐ音を上げて、結局この日は、M-HEXANON 35mm F2一本勝負とすることにしました。
さらにしばらく歩くと、浮きドック?浮き桟橋が働く船を係留していました。彼方に見えるのは中央大橋、隅田川で2番目に新しい橋だそうです。
佃大橋を脇目で見ながら、この日は、結局佃島へは渡らず、橋のこっち側をうろうろして、築地方面へ移動しました。
今度機会あれば橋を渡り、改めて「佃大橋のあっち側」を散策してみようと思います。
Posted by Julian at 21時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年02月24日(木)
築地本願寺 [銀塩写真]
前を通ったり、近所までは何度も来ていながら、一度も入ったことがない築地本願寺へ行ってきました。
ま、行ったと言っても、フィルムのあまりを消費しに立ち寄っただけなので、本堂の中に入ってお賽銭を入れてきただけみたいなものです。
初めて入った古代インド様式の本堂は、まるでキリスト教会のようで、お寺のイメージとは大分異なる空間でした。
しかも丁度、何かの法要をやっていたため、その空間は読経で満たされていて、建物の雰囲気とのアンマッチぶりに少々面食らいました(^^;)。
帰りしなに、本堂から外をパチリ。
境内では、なにやら物産展のようなものをやっていて、野菜が販売されていました。
Posted by Julian at 20時29分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年02月22日(火)
デジタルって綺麗 [日々の徒然]
最近ちょこちょこと銀塩フィルムで撮っています。
で、たまにデジタルでも同じ光景を撮るわけですが、改めてディスプレイで見るデジタル一眼写真の綺麗さに驚いています。
デジタルの場合、私のNEX-5では画像素子のサイズがAPS-Cサイズと35mmフィルムよりも小さいため、イメージサークルの周辺部分がカットされ、レンズの真ん中のおいしい部分のみを使うことになり、解像面や歪みに対して描写面で有利に働きます。
また、粒状感もなく、ツルッとした綺麗な画像がそのまま出てきます。
以前、仕事で付き合いのあった某大手カメラチェーン店の本部の方と個人的に話をした際に、「デジタルで撮影したものかフィルムで撮影したものかは、プリントでもディスプレイでも一目でわかる。デジタルは、綺麗過ぎる」とおっしゃっていたのを思い出しました。
フィルムで撮ってスキャナでデジタル化すると、単純な綺麗さでデジタルカメラにかないません。
しかし、ネガフィルムのラティチュードの広さはデジタルの比ではなく、光の情報量は全くレベルが違います。
写真として光と影をデジタル的に可視化する場合、広いラティチュードを活かして一旦フィルムに焼き付け、それをスキャナで読み込んだ方が有利なように思います。その気になれば、明るさを調整しながらフィルムを何段階かに分けてスキャンし、それを後から合成することでHDR画像のような効果を得ることもできそうです。
また、リバーサルフィルムの美しさは、デジタルとは一線を画すものがあると思います。デジタルも相当進化して、色々な効果を簡単に出せるるようになりましたが、リバーサルフィルムの美しい発色には、なんとも言えない光学的かつアナログな魅力を感じます。
デジタルと銀塩。
表現や作品によってフィルムとデジタルを使い分けるほどの腕は、残念ながらありませんが(^^;)、時々の気分で両方の良いとこ取りをしながら、これからも写真を楽しんでいきたいと思います。
Posted by Julian at 23時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年02月21日(月)
Konica HEXAR Silver [写真機徒然]
私の手持ちカメラの中で最強の街撮りカメラは、多分、Konica HEXAR Silverであろうと思っています。
フィルム送り、フォーカス、露出のすべてがオートで、しかも非常に静か(サイレントモードなんてものまであるくらい)。搭載レンズは、レンズシャッタータイプのHEXANON F2.0。写りの良さは、既に定評があります。
街中でさっと構えてさっと撮るのに、これほど使いやすいカメラもありません。全自動カメラとしてかなり優秀で、PモードでもAモードでも、ほぼなにも考えずにシャッターを押すだけで、解像感の高い良質なスナップを撮ることができます。
一方でHEXAR Silverは、大口径レンズシャッター機の機構上の制約などから、最高シャッタースピードが1/250までしかなく、これが世の写真愛好家から今ひとつ高い評価を得られない大きな原因になっています。
ま、確かに、F2.0のレンズを活かして露出を自在にコントロールして撮ろうと思っても、晴天の日中屋外ではISO100でも1/250では厳し過ぎます。
しかし、ものは考えようです。
真っ昼間に撮ると常に絞った状態で撮影することになるため、深めの被写界深度で撮ることが多い街撮りスナップでは丁度良い露出バランスの写真が、ごく自然に撮れます。
また、同じ設定で、日が落ちて暮れなずむ街を撮れば、今度はF2.0の明るいレンズの浅い被写界深度でボケを活かした写真が、これもごく自然に撮れます。
街撮りカメラとして使ってみると、HEXAR Silverとは、「良い写真」をわかった人が作った、実力派の全自動カメラなんだとつくづく思わせられます。
自在に露出をコントロールする事が写真の醍醐味という人には向きませんが、「結果良ければ全て良し」という人にはピッタリです。
蛇足ですが、このカメラ、その時に最適な露出をカメラが選んで補正してくれるため、かなり適当な露出設定で撮っても、予想外に素晴らしい写真が撮れることがあります。
すなわち、実力以上の素晴らしい写真が偶然撮れる確率が高いカメラでもあるのです(^^)。
Posted by Julian at 16時08分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2011年02月20日(日)
レンジファインダー機が苦手なわけ [銀塩写真]
私がレンジファインダー機を苦手だと感じでいる理由を一言で言えば、一眼レフやコンデジと、レンジファインダーカメラとの撮影手順の違いに戸惑っていることが一番の理由のようです。
一眼レフの撮影手順は、まず絞りを決めて、構えて、フォーカスを合わせて、構図を決めて、シャッターを押します。AFでもMFでも、基本は同じです。
一方、レンジファインダー機の撮影手順は、まず絞りを決め、次にフォーカスを合わせて、構えて、構図を決めて、シャッターを押します。
つまり、「フォーカスを合わせる」と「構えて」の順番が違うのです。
いままでずっと、レンジファインダーでも一眼レフと同じ手順で、つまり、まず構えてフォーカスを合わせ、構図を決めてシャッターを押すという順番で撮影していたのですが、どうもこのあたりに違和感の元があったようです。
レンジファインダー・カメラとは、文字通り「距離計内蔵カメラ」のことを言います。
いまどきのレンジファインダー機は、測距と構図を別々の機構で行うということはありませんが、そもそもは、そういう機構のカメラなのです。
故に、動作の順番としては、測距して、構えて、構図を決めて、という順番の方がスムーズに撮れるような気がしています。
私の場合、このレンジファインダー特有の一連の動作が身についていないため、撮影に当たると、ついついあたふたしてしまい、それが苦手意識になっているのでしょう。
先に被写体までの距離を測距してから構えて、構図を決めて、撮る。
この一連の流れを違和感なく自然にできるようになれば、レンジファインダー機への苦手意識は克服できるのではなかろうか?と思っています。
いっそのこと、フォーカスは大雑把に目測で決めて測距なんかしない、という撮り方もありかも。
でも、それではKonica C35EF(ピッカリコニカ)で撮る時と同じになっちゃうなぁ・・・(^^;)。
Posted by Julian at 18時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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