2006年09月15日(金)
良い写真とは [日々の徒然]
結局のところ写真の善し悪しというのは、それを撮る人、選ぶ人、見る人の主観が決めるものだと思い始めています。
撮る人は写すときに、選ぶ人は選ぶときに、見る人は見るときに、自分の主観で良いと感じた写真を「良い写真」とするわけです。
写真があくまでも主観的なモノだとすると、客観的に見て「良い写真」というのは、鑑賞者がそれぞれの主観でもって「良い」と思う人が多い写真ということになるのではないかと思います。
撮影テクニックとかセンスとかというのは、「客観的に良い写真」を産み出すための道具でこそあれ、絶対的な前提条件ではない。ただ、意識的に「良い写真」を産み出す確率を上げるためには、テクニックや知識が必要なのでしょう。プロの写真家は、そのあたりが「上手い」のです。
独りよがりな写真であっても、「個人的に良い写真」というのはあり得ると思います。また、たまたま「その写真が良い」という人が大勢いれば、それは独りよがりではなく「客観的な良い写真」すなわち「良い写真」なのです。
自分が撮った写真を見て、あまりのひどさに自身喪失状態になったとき、復活するための手がかりとして「良い写真」に関する自分の考えを持つことは、きっとそれなりに意味があることであるような気がします。
まだちょっと考えがまとまり切れていませんので、もう少し考えてみます。
Posted by Julian at 22時41分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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