2011年09月14日(水)
ピントの山 [銀塩写真]
MF式の一眼レフカメラでは、ファインダーを覗いてピント合わせをする際に合焦している部分のことを「ピントの山」と言う。
デキの良いファインダーは、この山がつかみやすくピントを合わせやすい。
一方、デキの悪いファインダーは、ピントの山がつかみづらく、ピント合わせをファインダー中央のスプリットイメージに頼って行うしかなくなる。
我が主力一眼レフカメラのコニカ軍団では、FT-1 motorが比較的ピントの山がつかみやすいのに対して、ACOM-1は、今一つ山がつかみづらい、というか、スプリットイメージ無しには、ほぼピント合わせは不可能だ。
しかし、ものは考えようで、ピントの山がつかみずらいACOM-1なら、「いっそのこと目測で撮ってしまえ」という決断を比較的容易に下すことができ、その結果、本来ならピント合わせの時間の分だけ遅れたはずのシャッターチャンスに間に合うこともある。人はそれを「怪我の功名」と呼ぶが、ま、そんなことはどうでもいい(^^;)。
上の写真は、まさにそんな一枚。最初から5m辺りにフォーカスを合わせておき、構図をきめてそのままシャッターボタンを押した。
勝手気ままに撮っているアマチュアならではの撮り方かもしれないが、"Passing sight"を切り撮るスナップでは、撮影手法のバリエーションの一つとして『あり』ではないかと思っている。
Posted by Julian at 23時12分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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