ツレヅレ DiGiPhoto blog Ver.2

写真にまつわるお気楽blog

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2012年01月26日(木)

週末は [日々の徒然]

今週末、義理の母と義弟一家が暮らす名古屋へ、遅ればせながらのお年始に行く。

名古屋では、できれば昼夜の栄をぶらぶらお散歩しながら撮って歩きたいのだが、その時間が取れるかどうかは、行ってみないとわからない。
こういう場合に持っていくカメラは、小さければ小さいほど良い。

小さい銀塩コンパクトと言えば、Minolta TC-1である。

画像(266x400)・拡大画像(533x800)

上の写真でKonica HEXAR Silverと並べているが、TC-1はHEXARが気の毒になるくらい小さい。このサイズなら仮に一枚も撮れずに持ち帰ることになっても、別段痛痒は感じないだろう。

週末、もし名古屋で時間がとれたら、お散歩撮影をする。
時間がとれなければ、そのまま持ち帰る。

TC-1のこの気楽さは、とてもありがたい(^^)。

Posted by Julian at 22時35分 パーマリンク  トラックバック ( 0 )  コメント ( 0 )

2012年01月24日(火)

なんか・・・ [日々の徒然]

画像(400x266)・拡大画像(800x533)

Konica FT-1 motor (Black) + HEXANON AR 40mm F1.8 + Kodak GOLD100

なんか、年が明けてから比較的マニアックな写真話ばかり書いてる気がする。

書いている人に特別な変化があったわけではなく、あいかわらずてーげーな日々を送っているのに、何故かblogだけが別人格のごとく結構ディープな写真話に終始している。

その理由を考えるに、やはりグループ展への出展の影響だろうと思い至った。

二月の展示に向けてアウトプットを制作していると、なにか一つ具体的な形になるたびに、あーしたい、こー変えたいと、細々したこだわりやアイディアが出てくる。それを実現するには、アイディアやこだわりに対してそれなりに真剣に相対する必要があるわけで、ついついblogにもそれが影響して、身の回りに限定された範囲ではあるが、写真やカメラや方法論など写真にまつわるディープな話題に寄ってしまったようだ。

二月の展示で出展するものはほぼ決まり、額装展示する写真3枚の他にポートフォリオを二冊出展するつもりでいる。このポートフォリオが、こだわりの元になっている。

二冊のうちの一冊は、一枚一枚が独立したサンプル集で、どことなくプレゼン資料風の雰囲気を持つポートフォリオにした。

もう一冊の方は、額装展示する3枚と同じテーマの写真を集め、展示と併せて一つの流れの中にあるアルバム風の印象を目指したポートフォリオだ。

まぁ、実物はどちらも、ポケットアルバムに写真を突っ込んだだけのがさつなもので、会場に置いた時に果たして上記のような意図がどこまで伝わるか甚だ心許ないが、それでも色々細かい点が気になるものだ。

グループ展開幕まで残すところ約三週間。
事実上の初出展は、楽しみでもあり、不安でもある。


NGP Foto 第一回アンデパンダン展

日程:2012年2月11日(土)〜2012年2月17日(金)
場所:横浜山下町AAAギャラリー
開廊時間:12:00-19:00 (土曜日 14:00-19:00) 月曜日休廊

※正式なご案内は、後日また掲載します(^^)

Posted by Julian at 18時41分 パーマリンク  トラックバック ( 0 )  コメント ( 0 )

2012年01月22日(日)

写真の修行 [日々の徒然]

画像(300x400)・拡大画像(600x800)

GR DIGITAL III

インターネットの普及は、時に、なかなかとんでもない事象を引き起こすことがある。

昨年、ロンドンのイメージ管理会社を経由して、パリの大手銀行とニューヨークのベンチャー企業に私の写真(イメージデータ)が売れるという事件があった。
一昔前なら、こんなことは国を代表するような大物写真家ででもなければありえない事象であり、それが一介のアマチュア写真作家の身に起こるなど、まさしくインターネットの時代が引き起こした事件と言えるのではないだろうか。

・・・そんな話を、飲んだ席で知人に話したら、あまりインターネットの時代という点には反応してもらえず、代わりに「どこで写真の修行をしたんだ?」という質問が返ってきた。不意を突かれて、私は即答できず、ごにょごにょと適当にその場をごまかしたのだが、後で考えてみると、実は今まで一度も写真を習ったことがないことに気がついた。
写真学校はもちろん、写真教室やワークショップにすら行ったことがない。

では、どこで修行したのか?
ひょっとして、天才?(゜゜)\バキ☆


私が写真の修行をしたのは、インターネットの写真共有サイトである。
未だに続けているflickrや、一時期お世話になった日本のアマナのfotologueやZORGなどで鍛えられてきたのだと思う。

インターネットの写真共有サイトには、素晴らしい実力を持った写真家が集まっていて、彼らの作品に数多く触れることができる。しかも作家/作品によってはExifデータが公開されているので、どう撮ったのかを紐解く参考になる。

また、自分の写真を掲載すると、不特定多数の人の目に触れることになり、たまたま撮れた良い写真を公開すればfavoriteやコメントの形で反応が返ってくる(こともある)。しかし、あまりよくない写真を公開すれば見事なまでにスルーされる。

写真に反応してくれるのは、見知らぬ一般の写真好きや写真家がほとんどなので、反応をいただく以前に目にとめてもらうだけでもなかなか難しく、また評価はシビアである。

そのシビアな評価環境の中で、なんとかして沢山のView数を得たい、一つでも多くfavoriteして欲しいと思い、他の方の素晴らしい写真を研究しつつ、自分の作品を撮って発表することを繰り返すうちに、ある程度、写真に関するセンスのようなものが身についてきたのではなかろうか。

故に、インターネットの写真共有サイトが私の写真修行の場なのだ。


一方、写真修行のもう一つの題目として撮影技術がある。こちらは、それなりの写真が撮れる写真家でありたければ、その基礎体力として狙った写真を、いつでも思い通りに撮れる技術が必要だと考えている。これまで結果オーライで撮り続けてきた私には、この技術的基礎体力が圧倒的にたりない自覚がある。

偶然に頼って見よう見まねで撮影していても、たまには数撃ちゃ当たるで、それなりに良い写真撮れることもある。また、数年前にデジタル一眼レフを手に入れ、フィルム時代には考えられないくらい多くの回数シャッターを押してきたことで、多少の経験値はあるかもしれない。

しかし、撮り始めて7年経った今でも打率は低いし、誰かのリクエストに応じて写真を撮る自信は未だ全くない。
また、カメラというものの構造も露出の理屈も知識と経験が半端なため、フルマニュアルカメラを渡されて「はい、これで撮って」と言われたら、その場で降参である。

この記事の冒頭で、ロンドン、パリ、ニューヨークと華やかな地名が飛び交ったが、写真作家としての自分は、全くの基礎体力不足であり、そろそろインターネットの写真共有サイトでの修行だけでは厳しくなってきたと感じている。ジャンプアップするためには、新たな一歩が必要だ。


撮影技術の基礎を習いに、写真教室にでも行ってみようか・・・。
あるいは、他の写真家の撮影現場になんとか潜り込んで流儀を盗むか?
どちらも無理なら、これはと言う写真家の有名写真を真似しまくると言う手もある。

いずれにしろ、今は実地で手本を持っての研鑽が必要な気がする。
そんなことをうっすら考えつつ、睦月の夜は更けていくのだ・・・。


※GR blog トラックバック企画 1月のテーマ「はじまり」に参加。

Posted by Julian at 20時54分 パーマリンク  トラックバック ( 0 )  コメント ( 0 )

2012年01月09日(月)

フィルム写真からデジタル画像を制作するADDシステム(長いよ〜) [日々の徒然]

画像(266x400)・拡大画像(532x800)

MBP 2006

昨年一年で、撮影の主力はすっかりフィルムに移った。なぜフィルムで撮るのかについては、幾つか理由があるのだが、それはここでは割愛して、フィルムで撮影してデジタル画像を生成するADDシステム(アナログ撮影、デジタルラボ作業、デジタル出力)について、現時点の記録と備忘録を兼ねて書いてみたい。

ADDシステムの起点は、当然ながらフィルムカメラである。撮影に使うフィルムは、今のところカラーネガフィルムばかり、それもKodak GOLD100が圧倒的に多い。2011年は、30本以上このフィルムを使った。ISO100のネガフィルムを使う理由は、手持ち機材に古いカメラが多いため、シャッター速度やAEの関係で高感度なフィルムでの露出にシビアな撮影に向かず、比較的遅いシャッター速度で撮れるISO100で、アバウトな露出を許容するネガフィルムの懐の深さを当てにして撮影しているからだ。Kodak GOLD100を使う理由は、敢えて緩めのシャープネスと粒状感が欲しいからでもある。ひたすら綺麗なデジタル画像が欲しければ、素直にデジタル一眼で撮ったほうがシャープ且つ綺麗に撮れる。

撮影したフィルムは、近所のチェーン店のDPEショップで現像してもらっている。本当は、もうちょっとこだわって、フィルム撮影推奨を標榜する店に現像に出したい気持ちもあるのだが、今のところお手軽さを優先している。店まで自転車で5分以内、35mmのカラーネガなら約50分で現像が上がる魅力は、なかなか捨てがたい。

現像から上がってきたフィルムは、Nikon COOLSCAN IV EDという10年以上前のフィルムスキャナでデジタル画像としてPCに取り込んでいる。既にニコン純正のMacOS X 10.7用のドライバソフトは提供されておらず今後のサポートもないため、スキャンソフトにはVueScan Proを利用している。VueScan Proには、ネガのベースカラーを半自動で覚えてくれる機能があり、これがなかなか重宝する。スキャナにわざわざ10年以上前のCOOLSCAN IV EDを未だに愛用している理由は、ひとえにDIGITAL ICEというフィルムのゴミや傷を補完してくれる機能があるからだ。

フィルムスキャンに利用しているPCは、2006年発売のApple MacBook Pro 15inch(MBP 2006)である。実は、ハードディスクが不調になってしまったMBP 2006を初期化し、MacOS X付属のディスクユーティリティで不調セクターをマスクして、だましだましフィルムスキャン専用機として使っている。
スキャンしたデータは、ハードディスクに不安のあるMBP 2006には保存せず、別のマシン(iMac)の外付けハードディスクに格納し、後述する他のマシンと共有している。もしもMBP 2006のハードディスクが飛んでも、データは問題ないはずである。

スキャンデータは、COOLSCAN IV EDの最高品質である2900dpiでスキャンし、TIFF形式で保存する。TIFF形式は、容量が大きいのが玉に瑕だが画像品質的には他の形式より良いと思う。カラープロファイルは、sRGBである。本来は、Adobe RGB 1998で保存したいところなのだが、残念ながらAdobe RGBをまともに表示できるディスプレイを持っておらず、今後もしばらく手に入れる予定がないため、現状はsRGBで妥協している。画像の明るさやコントラストは、スキャンする際にある程度調整する。

スキャンして別マシン(iMac)の外付けハードディスクに格納したTIFFデータは、2010年発売のMacBook Pro 15inch 2010(MBP 2010)にインストールしたAdobe Photoshop CS5で調整をして最終画像としている。MBP 2010は、前述のMBP 2006のハードディスクがおかしくなってしまった際に、致し方なく緊急で手に入れたものだ。私の用途では、実はMBP 2006の処理能力で十分で、MBP 2010のCorei7など必要ないのだが、まぁ、手元にあるなら少しでも速いマシンを使おうということで、こちらをPhotoshopマシンとしている。ちなみにMBP 2010は、他の用途でも使っているメインマシンで、写真専用ではない。

Photoshopで行う処理は、(1)スキャン画像に残るフィルムの余分な部分を削除、(2)縦横比3:2にトリミング、(3)flickrやblog用に画像サイズを縮小、の3点がメインだ。加えて、斜めに写ってしまった写真の水平の調整をすることもある。Photoshopからのアウトプットは、(2)まではTIFF、(3)はJPEGである。

画像の色合やコントラストを調整したい場合は、上記(2)で制作した縦横比3:2のTIFFファイルに対して行う。画像加工をした場合、後々、何をどう調整したのかわかるように、保存ファイル形式にはPhotoshop形式であるpsdを利用する。psdは、これまた容量がでかいのだが、まぁ、仕方ない。

最終アウトプットのTIFFやpsdができたら、後はPhotoshop CS5のイメージプロセッサ機能で一気にバッチ処理でリサイズとJPEG変換を実行する。以上で、フィルムで撮影した写真から、blogやflickr用の画像が出来上がる。
なお、プリントをする場合は、最終アウトプットのTIFFやpsdのファイルを用いてインクジェットプリンターでプリントしている。愛用の用紙は富士フィルムの「画彩 写真仕上げ Pro」だ。

ここまでが現時点での、銀塩カメラで撮影したフィルムからデジタル画像を製作するADDシステムの全貌である。

ADDシステムの使用機材で昨年新たに揃えたものは、VueScan Proと画像保存用外付けハードディスクのみで、残りは古い機材を利用して構築している。COOLSCAN IV EDなど、今から10年くらい前に、それ以前の自分の愛車を写したネガフィルムをデジタルに取り込む目的で、既に後継機が出て投げ売り状態で売っていたものを購入したものである。それが、今になってこんな形で写真システムのメイン機材になるとは、わからないものだ。MacBook Pro 2006にしても、ハードディスク不良のためヤフオクや中古PC店に売るわけにもいかず、仕方なく手元に置いておいたものが生き返った。ちなみにこのマシン、今やハードディスクに加えてバッテリーもいかれてしまい、もはや部品取りくらいにしかならないだろう。

2011年は、2005年-2007年ころの極私的第一次写真ブームの際に揃えた銀塩機材に加えて、コンパクト銀塩カメラを中心に銀塩機材を更に強化した。

2012年は、銀塩機材と上記ADDシステムを使って、フィルムで撮っていく予定である。

Posted by Julian at 17時05分 パーマリンク  トラックバック ( 0 )  コメント ( 2 )

2012年01月05日(木)

年始の徒然 [日々の徒然]

画像(266x400)・拡大画像(533x800)

Nikon U + AF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G + Konica JX400 (Leave more than five years into the camera...) Convert to black and white in Photoshop CS5

毎年、年始のblogに、その年の目標などを書いている。しかし、過去を振り返って見ると、その目標は、見事なくらいに守れたためしがない。

去年は、銀塩機材に思いのほかの投資をし、フィルムで撮ってデジタル化する撮影システムに7割方移行した。これは、NEX-5とSIGMA DP1sを中心に撮影するつもりでいた年初の目標や計画からすると全く想定外の結果であり、都度都度目の前のことに興味の赴くままに対応していたら、結果オーライでこうなっていた。

一昨年はと言うと、年初のblogに目標すらなく、写真からは距離を置いていた。そのまま穏やかに写真と付き合って行くつもりだったのが、秋にNEX-5と、Konica AR-NEX、Leica M-NEXのマウントアダプタを手に入れたことをきっかけに、一気に撮影活動を再開し、昨年の活発な撮影活動につながっていった。

ま、大体毎年こんな調子なのである。

そこで今年は、年初に一年の目標をたてることはせず、まずは日々感じたままに都度目標を設定して活動していこうと思っている。故に、現時点では一年の計はなく、とりあえずこの冬から春の間に始めたいことだけを考えてみた。

今、始めたいと思っているのは、お散歩撮影の場所を東京都内に限定せず、少し外に出てみることである。目的地までの移動には敢えて電車を使い、駅前から時間が許す限り遠くまで行って戻って来る。その間に、フィルムとデジタルで撮れるだけ撮ろうと言うのだ。
題して、トレイン&お散歩撮影・・・かな(^^;)?
ま、いきなり遠隔地へ行くのも何なので、まずは関東圏からになると思う。

また、過大な期待をしても仕方ないので、まずはやってみる。
で、うまく行くようなら継続し、駄目なら止める。

そのくらい緩い感じで、今年の活動を始動していこうと思う。

撮りたい写真は、見た人の印象に残る写真。
被写体よりも、それをどう撮るかが問われるような写真。

それは、具体的にどういう写真なのか、具体的なイメージはまだない。

つまり、まだまだ研鑽が必要ということだ。

Posted by Julian at 20時56分 パーマリンク  トラックバック ( 0 )  コメント ( 0 )

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プロフィール

Julian

Julian

写真を撮り始めて4年ほど。足の向くまま気の向くままに撮ってます。
銀塩もデジタルも一眼レフもコンパクトカメラもと、色々欲張ってたらカメラがやたらと増えてしまいました。機材の多くは中古品です。
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