2006年02月24日(金)
A Propos De Paris [写真集のこと]
少し前に、Henri Cartier-Bressonの代表作「A Propos De Paris」を購入しました。数日に一度、パラパラと気軽に鑑賞しています。
ライカのレンズとHenri Cartier-Bressonの感性を通じて、モノクロームフィルムに焼き付けられた1920年代末から1970年代半ばまでのパリ。
ページごとに物語を作れそうな味わい深い写真の数々は、何度見ても飽きない不思議な魅力を湛えていて、気がつくと結構時間が経っていることもしばしばです。写真集でこんな体験をするのは、初めてかも知れません。
自分は、最近、「なにを」撮りたいのか自分で把握できずに迷い、撮影に行けば行ったで「どう」撮りたいのかがわからずに迷っています。
この写真集を見ていると、「魅力的な光景や対象を、奇をてらわずに切り撮る」ことが写真の基本であることを教えられるような気がして、なぜか落ち着きます。
Henri Cartier-Bressonの写真集を購入したのは、この本で二冊目です。
以前購入した「Henri Cartier-Bresson (Masters of Photography Series)」は、いまいちピンと来ませんでした。
しかし、「A Propos De Paris」には、どうやらノックアウトされたようです・・・・。
Posted by Julian at 23時37分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
今朝、ちょっと撮影になんて早起きしたのに外はザーザー降り・・・
こんな日は写真集を眺めるなんて良いんでしょうね。
実は写真集買ったこと有りません(汗)。ムックやオムニバスや文庫版みたいなものはあるのですが、こういう本物の写真集持ってないんですよね。
おぎおぎさん、こんばんは。コメントありがとうございました。
実は私も、まともな写真集を買ったのって、昨年末が初めてです。
別に深い意味はなく、「名作に触れたら、なにか思うところがあるかしら?」という興味本位で買ったに過ぎません。
男子校高校出身の私の中では、「写真集」というとヌードと相場が決まっていたのですが(^^;)、すこし世界が広がったような気がします(笑)。