2008年03月29日(土)
風が吹けば・・・ [デジタル写真]
風が吹けば、マクロは辛い・・・。
特に、手持ちで撮ってやろうと思っている自分のような撮影者にとって、マクロ撮影時の風は最悪の状況である。
素直に三脚を立てて撮るなら、最初にフォーカスを大体合わせておいて「風が止むまで待つ」というごく普通の対応が取れるのだが、手でカメラを構えたまま静止して、風が止むのを待ってフォーカスを合わせて撮影するとなると、浅い被写界深度ではピンの置き場が相当に厳しいことになる。
というか、ほぼ絞り開放で意図を持ってポイントに合わせるというのはまず不可能で、数打ちゃ当たる式に、きっとどこかにピンが来ているに違いない・・・と言うぐらい適当なフォーカシングで臨まざるを得なくなる。
更に、マクロで撮影する被写体が丁度良い高さにあるとは限らないため、大抵無理な姿勢で撮ることになる。ようやく良さそうなポジションを見つけ、フォーカスを合わせ、いざ!と言う時に風が吹けば、それまでの苦労は全て水泡である。そのまま静止して風が止むのを待つなど、とても無理だ。
本来なら、三脚で撮りたいところだが、サクラを撮るとなると、三脚など許されないような状況で撮らざるを得ない場合も多い。
今日など、まさにそうだった。桜の木の下は、ブルーシートで一杯なのである(^^;)。
この写真は、そんな状況で撮った奇跡の一枚。
しかしながら、奇跡の一枚にしてこのレベルと言うことは、今日撮影した他の写真については、推して知るべし・・・。
Posted by Julian at 14時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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