2013年02月24日(日)
旧いカメラのお作法 [写真機徒然]
久しぶりにKONIFLEX IIで撮影して思い出したのだが、旧いカメラには、手順的なことから些細なことまで色々お作法があり、それに則って操作しないと、たちまちご機嫌を損ねる場合がある。
昨日の撮影では、KONIFLEXのお作法を忘れて、2-3カットを無駄にしてしまった。
KONIFLEX IIには、二重露光を防ぐ機械的機構が入っており、フィルムの巻き上げをしっかりやらないと、シャッターがチャージされてもシャッターボタンが押せなくなる。また、シャッターボタンを押さないと、フィルムの巻き上げができないようになっている。
昨日は、巻き上げを中途半端にした状態でシャッターを無理やりチャージしてしまい、シャッターボタンが押せなくなっているのを、無理やりシャッターチャージバーでシャッターを切った結果、今度はフィルムを巻き上げられなくなってしまった。
この状態から脱するには、多重露光ボタンを操作して、一度正しくシャッターをチャージしてシャッターボタンでシャッターを切らなくてはならないのだが、この際にレンズキャップを付け忘れて、意図しない二重露光を数度やらかしてしまった。
カメラのシャッターをというのは、切れて当たり前という先入観がある。しかし、旧い機械式カメラの場合、お作法を守らないとシャッターが切れない。
古いカメラでの撮影では、そんなことも含めて「お作法」として受け入れ、スローペースで楽しむ余裕が必要だと、改めて思った次第。
さーて。次回も性懲りもなく、KONIFLEX IIで撮りに行くぞー
次こそは、お作法を忘れないぞー!
KONIFLEX II 2号機と、改めて仲良しになるぞー!
Posted by Julian at 23時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2013年02月17日(日)
ミラーレス機 4種 [写真機徒然]
ふと、気が付くと、手元にミラーレス機が4種類もある事態になっている。
SONY NEX-7、OLYMPUS PEN mini E-PM1、Nikon1V1、Ricoh GXR。
4台ではなく4種類というのは、レンズ交換式のカメラが4台あって、お互いに互換性がない別々のマウントだからだ。
これだけあるには、それなりにわけがあり、例え無理矢理であったとしても、それぞれに役割を割り振っている。
NEX-7は、APS-Cサイズ画像素子のデジタル一眼レフとして、Eマウントのレンズ交換式カメラとして使う。主力機でフルサイズ画像素子の重量級カメラ、EOS 5D mk2とは、用途で棲み分ける。
加えて、マウントアダプターを介して、デジタルボディが存在しないフィルム一眼レフ用レンズ、具体的にはKonica ARレンズのデジタルボディと言う役割もある。
PEN mini E-PM1は、フィルムのコンパクトカメラのデジタル版というのが、その位置づけであり役割だ。故に、単焦点レンズ専用で、軽快に撮ることを身上とする。ただ、これを買った時、何故かボディ単体に単焦点を買うよりツインレンズキッドの方が安かったため、ズームレンズも一応持っている。ついでにボディキャップレンズも。
Nikon1 V1も、PEN miniと同様にフィルムコンパクトのデジタル版の位置づけである。レンズは勿論単焦点。PEN miniとの違いは、レンズの画角である。PEN miniの単焦点が35mm換算で約34mm相当であるのに対して、V1の単焦点レンズの画角は約27mm相当である。この2台は、例えて言うなら、Konica HEXAR SilverとMinolta TC-1のようなものだ。持ち出す時は、その時の気分で、どちらかを持ち出す。
ちなみに、V1用にもズームレンズが1本あるので、普通にミラーレス機として使うこともできる。このあたり、各カメラの役割が曖昧なのは、自分の貧乏性ゆえかと思われる。
GXRは、交換ユニットをGXR MOUNT A12しか持っていないので、正真正銘のライカMマウントレンズ専用機である。4種類の中で唯一、潔い役割を担っている。今後も、他のユニットを買い増しするつもりはなく、この役割は普遍であろう。
四者四様のミラーレス機は、手元の機材の中で、今一番稼働している機材達である。屋外屋内問わずに常にどれかが傍らにある。コンパクトで軽量なサイズは言うに及ばす、写りも、大きく重いデジタル一眼レフに遜色ない。
ただ、ミラーレス機は、どれも操作性が今ひとつで、慣れが必要な点が難点だ。ただでさえ直感的ではないところへきて、なにせ4種類もあるので、たまに操作を忘れたり、間違えたりして混乱している。
なにはともあれ、フィルムコンパクトの愛好者としては、ちゃんとした写りのコンパクトなデジタルカメラが、ここのところの過当競争で安価に販売されていたのは朗報であった。おかげで、NEXのみで全てをまかなうはずが4種類に増えてしまったが、適材適所な使い分けができるようになったのである。
今年は、中判フィルムカメラやその正反対の110フィルムカメラなどでも撮っていくつもりなので、サブのデジカメとして、ミラーレス機の出番が更にますます増えそうだ。
Posted by Julian at 18時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
2012年12月24日(月)
iPhone5でブツ撮り [写真機徒然]
上のPEN miniの写真は、iPhone5で撮ったものです。
加えて撮影後に、「Pixlr Express」というiPhoneアプリで加工しています。
被写体として写っているPEN miniの描写性能は素晴らしいのですが、こうしてみると、iPhone5もなかなか侮れないです・・・。
Posted by Julian at 00時57分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年09月04日(火)
フルマニュアルでの撮影 [写真機徒然]
これからしばらく、意識的に中判カメラを使って撮ろうとしている。
手持ちの中判カメラは、BRONICA ETRSi、BRONICA SQ-A、KONIFLEX II (このblogの右上のカメラ)の3台があり、このうちAEが使える装備が揃っているのはETRSiのみである。
そのETRSiも、AEプリズムファインダーが結構重いため、ほぼマニュアル仕様で持ち出すことが多い。結果、中判で撮る際には、ほぼフルマニュアルでの撮影となる。
自分の場合、目で見て露出が分かるほど修練を積んでいないので、マニュアル撮影の際には、何かしら露出を測る機械に頼らざるを得ない。正統派で行くなら勿論、単体露出計を使うべきだが、面倒なのでコンデジのISOをその日のフィルム感度に固定して、まずコンデジ(LX5かGRD)で撮って、それを頼りに露出を決めることをよくやる。
そんなわけで、中判を持ち出して撮影に行く時には、併せてコンデジも必須アイテムなのだ。
問題は、時に、露出チェックで撮ったコンデジのほうが結果的に良い写真が撮れている場合があることだ。所詮写真はカメラではないことを思い知らされる。
ま、その時は潔く、フィルムの方はなかったことにして、コンデジの写真を作品として表に出すことにすればいいのだが・・・なんか、本末転倒な気分になるんだよなぁ(^^;)
Posted by Julian at 21時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年08月21日(火)
中判 [写真機徒然]
中判カメラで久々に撮影をしてみようと思っている。先日、120フィルムも手に入れて準備万端である。
せっかく中判で撮るのだから、被写体もいつもと違うものをと考えるのだが、なかなか良い案が思いつかない。
さっき道を歩きながら思いついたのは、サンシャイン60の屋上スカイデッキから晴天の東京を撮ったらどうかと言うものだ。35mmと比べて解像度が高いはずのブローニーで撮るにはうってつけのように思うが、ありきたりと言えばありきたりか。
しかし、ありきたりな光景をありきたりに撮るのも一興かもしれない。
つぎの休日まで、しばらく日がある。もうちょっと考えて、他に何も思い浮かばなければ、きっと週末はサンシャインに向かうことになるだろう。
問題は、炎天下でどれだけ耐えられるかだな。耐久撮影になるのかなぁ(^^;)
Posted by Julian at 21時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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