2005年12月21日(水)
望遠ズームLレンズ・・・ [写真機徒然]
品川で、仕事の途中で思いがけず時間が空いたため、キャノンのショールームへ行ってきました。目的は、「望遠ズームを買うなら、この二つのどちらか」と決めているEF70-200mm F2.8L IS USMとEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMの実物を手にとって試してみるためです。
ショールームに入って、早速望遠ズームを見たい旨を伝えると、まずボディを指定させてくれます。ここは迷わず、20Dを選択。まずは、EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMをお願いして、早速試写してみました。まぁ、試写と言っても確認は背面液晶なので、撮影感の確認、と言ったところです。あーでもない、こーでもないと、ひとしきり試して、次は、EF70-200mm F2.8L IS USM。都合30分近く、2本のレンズで遊んでしまいました。
両方を比べてみての感想は、製品としての出来映えなら、EF70-200mm F2.8L IS USMの圧勝です。同じ200mmの焦点距離で試して、ISの効きはEF70-200mm F2.8L IS USMの方がよく効きます。写りは、背面液晶を最大倍率にして見た感じでは、F2.8のボケの感じも、少し絞ったときのシャープ感もほとんど非の打ち所がないほど。唯一の問題は、「重い」こと。この重量感は、持ち歩きには難儀しそう・・・。まぁ、重さならEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMも重いことには変わりないのですが、カタログスペック上100gしか違わないはずなのに、なぜかEF70-200mm F2.8L IS USMの方が、ぐっと重く感じるのは何故なのでしょう・・・。
一方、EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、製品としての完成度においては、私の感覚ではEF70-200mm F2.8L IS USMに一歩譲るモノの、実用的な使い勝手では全く負けていません。400mmの超望遠の世界は、肉眼とは全く違った世界です。直進ズームも、予想していたよりもずっと使い勝手の良いモノでした。ISの効き具合を確かめようと、手持ちで400mmを試してみましたが、室内でISO200ではシャッター速度が1/30ぐらいになってしまうため、IS付きとはいえ、やはり盛大に手振れしてしまいました。しかし、ISOを1600まであげれば1/125程度まで可能となり、そうなると400mm手持ちでも結構手振れなしで撮影できそうな感じです。試しにレンズを少し縮めて200mmで撮影すると、1/30程度でも結構止まってくれます。EF70-200mm F2.8L IS USMとほぼ同じものを同じ位置から撮影してみたところ、ボケの量は不足していますが、ピントが来ている部分の描写のシャープさでは負けていないように思えました。
この二本のレンズ、どちらを手に入れても、確実にこれまでとは違った写真が撮れそうです。F2.8Lの明るさを取るか、400mmの超望遠を取るか。値段を単純に比べれば、新品でも中古でもEF70-200mm F2.8L IS USMの方が高価。明るさを取って描写の幅を取るか、焦点距離を取って撮影可能範囲を取るか・・・。
・・・悩んでいる内に、一つの結論を得ました。
気分としては、「どっちも良いレンズだし、まぁ、どっちでもいいや〜」という感じ。
今のところ、どちらにしても新品で買うつもりはないので、中古で且つ予算の範囲で、良いモノに出会えた方を縁あるものとして、素直に手に入れようと思う、今日の結論です。
Posted by Julian at 23時33分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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