2007年01月06日(土)
パソコンのディスプレイの違い [日々の徒然]
我がメインマシンは、2003年1月に購入したApple PowerBook G4 15inch 867Mhzのマシンである。発売されたのは2002年の秋だから、既に4年前の機種と言うことになる。
ノートPCの場合、当時のマシンと今のマシンでは、実は液晶ディスプレイの性能が大分違ってしまっていて、2002年のマシンは今のマシンと比べると明らかにディスプレイが暗くコントラストも低い。逆に言えば今の液晶ディスプレイは、明るくコントラストも高く、これで写真を見ると明るくコントラストも高く、実に「映える」。
ここで一つ問題が発生している。
自分は、EOS30D で撮るときは基本的にRAWで撮っている。また銀塩で撮った場合は、自家スキャンすることが多い。RAWを現像したり、フィルムをスキャンしたりする場合、明るさやコントラストを現像前に調整しているのだが、自分の4年前のマシンで「ちょうど良い」感じに調整した画像は、今のディスプレイで見ると明るすぎるのである。
Webのおかげで、手軽に沢山の写真を大勢の方に見てもらえる環境が手に入ったことはうれしいのだが、自分の意図とは違う明るさ、違うコントラストで鑑賞されているというのは、ちょっと困ることがある。たとえば、このギャラリーは、全体に暗いトーンで光だけがぐっと明るい感じにしたつもりなのだが、今時の液晶ディスプレイで見ると、全部明るく細部まではっきりくっきり見えてしまうのだ(^^;。
PCのディスプレイ環境までは、Webでは指定のしようがない。ということは、Webで見て欲しい写真は、そのあたりも考慮に入れて選ぶ必要がありそうだ。う〜む。プリントも難しいけど、デジタル環境での写真表現というのも、なかなか奥が深いぞ・・・。
Posted by Julian at 00時04分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
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コメント
Mac と PC でガンマ値が違うのも問題ですよね〜。
こういうこともあって、「印刷してこそ写真」というのかもしれませんね。印刷したものであれば、撮影者が OK すれば、それが撮影が意図したイメージだといえるわけですから。
bluemagicさん、おはようございます。
>>Mac と PC でガンマ値が違うのも問題ですよね〜。
これも困りますね。しかも、PCユーザの方が圧倒的に多いし。
真面目に「写真表現」なんて考えるなら、プリントアウトしたモノが作品というスタンスが正しいのかも知れません。
多くの写真コンテストが、いまだに「プリントでの応募」に限定している理由も、このあたりにあるんでしょうね。
P.S.いよいよアメリカ生活ですね(^^)。羨ましくもあり、大変だろうなぁ・・・と言う思いもあり。ともかく頑張って、充実したアメリカ生活をお送りください。
Julianさん、ちょっと遅れましたが本年もよろしくお願いします。
出力環境の違いによって印象が変わっちゃうって言うのは難しい問題ですね。デジタル画像の難しさってこの辺にありますよね。
ギャラリーとてもいいですね。ところでこのギャラリーで使用しているアルバムソフトって使いやすいですか。とてもいい印象なので。
おぎおぎさん、こんばんは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
ここ二回ほどのギャラリー作成で使っているアルバムソフトは、JAlbumと言うソフトと、JAlbumのテンプレート「BananAlbum」の組み合わせです。
JAlbumはフリーウェアで、Windows版、Mac版、Linux版など各プラットフォーム版があります。メニューは日本語化されているのですが、作成したアルバムでは日本語が上手く通りません(^^;)。この点さえ問題なければ、使いやすい良いソフトだと思います。
BananAlbumは、Sharewareですが、フリーウェア版としても使えます。自分のギャラリーは、フリーウェア版で作りました。
URLは以下の通りですので、是非、試してみてください。
<JAlbum>
http://jalbum.net/
<BananAlbum>※JAlbumのテンプレートが集まっているSite
http://jrepository.engblom.org/default.asp?Action=startpage
Julianさん、アルバムソフトご紹介ありがとうございます。
早速、DLしてみましたが、使いやすいですね。
これなら自分もアルバムを再開できそうな気がします。
年末にHDDが逝っちゃったものでPC環境も見直していて、と言ってもほとんど古いソフトの再インストールなんですが、これを機会にアルバムソフトも良いのが無いかと思っていたので大変参考になりました。