2006年09月29日(金)
DSLR戦国時代 [写真機徒然]
Potokina 2006に関する記事などを見ていると、DSLR戦国時代もいよいよ本番に突入した感じがしますね。
これまでは、キャノン、ニコンという銀塩一眼時代の二強がそのままデジタル一眼でも二強として先頭を走り続けてきましたが、ここに来て、旧αシステムを引き継ぐソニー、K100Dのヒットで息を吹き返したペンタックス、独自のフォーサーズ展開を推進するオリンパスとパナソニックとライカの3社連合など、それぞれに個性的且つそれぞれに魅力的なカメラが続々と出てきました。
しかも基本性能としてどのメーカーも、1000万画素超の画素、ゴミ取り機能、手振れ補正機能を装備しています。手振れ補正については、キャノン、ニコン、パナソニック&ライカがレンズ側での補正、ソニー、ペンタックス、オリンパス(表明のみですが)がボディ側での補正です。どちらがいいのかそれぞれに言い分はあるようですが、私としては既存の単焦点レンズでも手振れ補正が効くことからボディ内蔵手振れ補正機能の方がいいかなと思っています(・・・なのに、何故かキャノン党ですが・・・)。
今年の春に、EOS20Dを下取りに出して購入したEOS30Dが性能的に既にエントリー機にも負ける程、DSLRの進歩は日進月歩です。キャノンEOS、ニコン、ソニーα、ペンタックス(+Sumsung)、フォーサーズ(オリンパス、パナソニック、ライカ)と5つのグループが真っ正面からぶつかり合う2007年は、更にDSLR革新の年になりそうな予感がします。
電気的な性能が互角になってくれば、次は光学面や使い勝手の勝負になってきます。例えば、小型軽量ならフォーサーズ、速写性ならキャノン、堅牢性ならニコン、ボケの美しさならα、MFピントの掴みやすさならペンタックスなど、それぞれに特徴が出てくると面白くなりそうです。
・・・あくまでも勝手な心配事ですが、DSLRのエレクトリックな部分でのハードルが高くなってくると、光学的な部分での勝負の前に、ニコンが脱落しそうでちょっと心配だったりします。CCDやCMOSを内製できないニコンは、そろそろ、本格的にどこかと組んだ方が良さそうな気がするのですが・・・。
Posted by Julian at 11時49分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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